デザインをする上で文字詰め、行間の調整、改行位置、合成フォント(日本語と欧文の組み合わせ)、箱組など印刷物では気にする部分がウェブの場合、なかなか難しい。紙とウェブのデザインの考え方にもよるが、ウェブの場合は、読みやすさといことが、必ずしも紙のデザインの考え方と同一ではないのかもしれない。
ウェブの場合、表示の早さ、ブラウザによって見え方が違う、可変に対応させる、スマホ対応(レスポンシブ)など考慮する部分が違ってくるため、特に日本語の場合、ウェブフォントの使用はかなり限定的になる。ゴシック体か明朝体だけでも印象はかわるが、利用できるフォントはかなり限られてくる。
もちろん、日本語でもmorisawaのweb fontやadobeのweb font、フリーで使えるウェブフォントも増えてきたものの表示速度にまだ懸念があるため、導入に躊躇があるのが現状ではないかと思っている。
また、文字詰めもcssのletter-spacingやfont-feature-settings※1などを駆使することである程度、調整が効くようになってきたが、windowsでは未だにメイリオ(open typeではない)のディフォルト使用が多い、游ゴシックもいろいろ扱いづらいため結果的にfont-feature-settings:”palt”に対応(2024)しているNoto Sans JP※2の一択になってきている気がする。
欧文フォントを指定したときの日本語とのバランスが気になる場合、InDesignやIllustrotorでは合成フォントを使用しますが、webの場合size-adjust, font-size-adjustなどで対応する方法もあるようです。