ルームは、「部屋」?
多分、この言葉は、中学生が英語を習い始めると同時暮らしに
覚える言葉でしょう。
ROOM=部屋、と記憶するのが普通です。
このブログでいつもテーマにしているように、英語と日本語では、その
「守備範囲」がまったく同じということはあまりありません。
今回も、この「ルーム」もその例外ではないというお話です。
例えば、荷物を箱詰めする時に、
「ここにまだ少しアキがあるから、他になんか入れたいものないかな?」という時、
実はこの「ルーム」を使います。
つまり、ルームは、イメージとして、「隙間」、や「スペース」といった
空間を意味する言葉だと言えます。
そこから転じて、大きな空間とも言える「部屋」を意味する単語として定着したようです。
例えば、a roomy bedroom のような、
「ゆったりとした寝室」を意味する「形容詞」としての変化形がそれを良く表していますし、
「まだ改善の余地は大いにある」という時も、この「余地」を表わすのに、
there’s plenty of room for improvement のような
表現が使われます。
書き始めた時には、まだまだ「広がり」がありそうな気がしたのですが、
テーマとしては、大したことはないと分かったので、
この辺でおしまいにします。