スタイル「Style」について

これほどなじみ深い英語もあまりないでしょう。
「スタイルの良い男性・女性」というような、日本語英語もあります。
英語では、「ほっそりした女性」という場合、「スタイル」は使わずに、figure で、
slender figure と言います。

スタイルは、・・・風、とか、流行 (the latest styles in shoes)・・最新流行の靴、
優雅・贅沢 (Let’s eat in style)豪勢な食事をしよう、
上品・品格・品位 (he has no style)彼は品がない、や、ヘアスタイル などでよく目にします。

また、関連語では 形容詞としての [stylish] があり、当世風、粋な、ハイカラ などで、
最近はこの「スタイリッシュ」もほとんど日本語化されてきているようです。

勿論、「ライフ・スタイル」・・・life style などもお馴染みです。

この言葉は、普通「生活様式」と訳されていますが、本来的には「個性的な」が、頭に付いているものです。
マーケティングの世界では、ライフステージ(年齢層別)のターゲティングに対応して、
「ライフスタイル別」の顧客対応などで、よく使われています。

でも、実際に、「個性的な生活様式、或いは行動様式」とはどんなものでしょう?

最近仕事がらみで、海外のメーカーとの情報交換が多くなっています。
そんな中で、彼らからよく耳にするのが、「ベジタリアン」とか、「エコロジー」への意識で、
日本では理解されにくい考え方も、国によっては個々人の「ライフ・スタイル」にしっかり根付いているようです。

エコはお金がかかっても当たり前で、経済性よりも優先したいとか、
ベジタリアンであることは、人間の生命だけが最も崇高なものであるとは言えない、という、
所謂マジョリティー(大多数)に捉われない優先性(プライオリティ)が見受けられます。

仕事仲間の暮らし方に触れていると、たとえそれが「お徳」でなかったり、「有名ブランドでない」ものでも、
また、「面倒くさい」もの」であっても、モノや行動の選択をしなければならないときに、
はっきりと自分なりの「理由づけ」をしていることに驚かされたり、羨ましくなったりしますし、
或る意味では、「尊敬に値する」ことであったりもします。

前置きが長くなりました。

現在考え中なのが、「美しくある為のモノ・コト」というテーマです。

中でも、ここ数年脚光を浴びている「オーガニック・・有機栽培」に関することで、
世界では様々な「定義」や「認証」で語られている中、本当のところ、これって
どう理解されていて、どのような選択が望ましいのかが気になってきています。

これだけ様々な情報が氾濫していると、ついついメディアの流れに翻弄されてしまい、誰もが
同じ方向を見てしまう傾向が高くなっていますが、
「私はコレ!」と、自分の目で見て確かめ、納得して「スタイル」を確立することの「楽しさ」を、
この「オーガニック」を軸に確認したり、経験してみたいと思っています。

今回はここまで。

次回以降は、「肌の浸透性」をテーマにした、「オーガニック・スキンケア」のあり方や、
現在市場に溢れている様々な製品の特徴や、その選択肢の基準などについて書こうと思います。